築30年以上の自宅暮らしです。
昭和時代の建物なので、とにかくその全てが古いです。
流行りのインテリア小物、例えば小さ目のラグを敷いたり、
お洒落な写真立てを置いてみても、ダメなんです。
品川区のおしゃれフェイシャルエステでは素敵に見えるのに、どうしてウチではさえないのか、
いろいろ考えた末にふと、ひらめきました。
壁紙がなっていない、ということ、です。
壁紙、というよりは木目調の薄いベニヤ板が貼りめぐされているのです。
今の合板ならもっと本物の天然の木目に見えるでしょうが、
何といっても昭和の技術なので、こげちゃと黒が混ざったような
「こんな木は絶対ない!」模様なのです。
洋服にたとえたら、合わせにくい色のスカートにはどんな高価な小物を使っても
おしゃれに見えないのと同じなのだ、と思いつきました。
そうだ、それなら壁紙を変えよう、と決心。
早速、エレガントな花柄模様の壁紙に変えよう、
とインテリアショップに突進したところ、「壁紙を変えるには、お部屋の家具の移動が必要です。」
とコーディネーターさんからレクチャーが始まった時点で断念。
ベッドやたんす、動かすのは大変だし、そこに人が入ってみられるのは面倒だし、
工事費もかかってしまう。(親には頼めないし)
そこで、そこで、「壁を自分で塗ろう!」と決心。
近くのホームセンターに行き、(行く前に塗りたい壁の面積だけは、
ざくっと計測しておきました。ペンキの量の参考のため)、室内用塗料コーナーをうろうろ。
インテリア小物に合わせやすい「白」のペンキをまずは探してみました。
するとびっくり、「白」でも微妙にピンクがかったものがあり、「パリのアパルトマン風になるかも」と即決。
細かいところを塗るためのハケ、大きな面積用のローラー、
塗らない部分をカバーしておく薄いビニール(養生シートというそうです)、などなど購入。
天気の良い風のある日に、決行しました。
(湿気の多い日ですと、ペンキが乾きにくいそうなので)。
多少の塗り残しやムラはありますが、かえってアンティークな雰囲気に仕上がり、
もともと好きで集めていたこげ茶の家具によく合います。
何よりも、白い壁になり明るくなり、気持ちも上がります。
これなら小物を合わせやすいし、いろいろ楽しみが増えて
思い切ってやってみてよかったです。